タイ語の過去表現|แล้ว・เคย・เมื่อวานの使い分け

タイ語の過去表現|แล้ว・เคย・เมื่อวานの使い分け 基本文法
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タイ語の動詞には、日本語の「行く→行った」や英語のgo→wentのような単純な過去形の活用がありません。過去を表すには、เมื่อวาน・เมื่อก่อน・ปีที่แล้วなどの時間語、完了・変化を示すแล้ว、経験を示すเคย、直前を示すเพิ่งなどを使います。

แล้วやเคยを付ければ必ず過去形になるわけではありません。แล้วは完了・状態変化、เคยは経験を表し、時間語だけで過去が明らかな文では動詞の形を変えずに表現できます。

過去を表す主な方法

方法 意味
過去の時間語 เมื่อวานไปตลาด 昨日、市場へ行った
動詞+แล้ว กินแล้ว もう食べた・食べ終えた
เคย+動詞 เคยไปเชียงใหม่ チェンマイへ行ったことがある
เพิ่ง+動詞 เพิ่งมาถึง たった今到着した
ไม่ได้+動詞 ไม่ได้ไป 行かなかった/行けなかった
ได้+動詞 ได้เจอเขา 彼に会う機会があった・実際に会った、文脈

過去の時間語

タイ語 意味
เมื่อวาน 昨日 เมื่อวานฉันทำงาน
เมื่อวานนี้ 昨日・昨日のこと เมื่อวานนี้ฝนตก
เมื่อก่อน 以前・昔 เมื่อก่อนอยู่ที่นี่
ปีที่แล้ว 去年 ปีที่แล้วไปญี่ปุ่น
เดือนที่แล้ว 先月 เดือนที่แล้วงานยุ่ง
สัปดาห์ที่แล้ว 先週 สัปดาห์ที่แล้วเจอเพื่อน
สองวันก่อน 2日前 สองวันก่อนไม่สบาย

時間語で過去が明らかなら、動詞自体は基本形のままです。เมื่อวานกินข้าวกับเพื่อนは「昨日、友達と食事した」です。

แล้ว|完了・すでに・状態変化

意味 焦点
กินแล้ว もう食べた 行動の完了
ส่งแล้ว もう送った 実行済み
ถึงแล้ว 到着した 到着状態
ดีขึ้นแล้ว 良くなった 状態変化
ดึกแล้ว もう遅い時間だ 現在の状態変化

แล้วは過去の時点だけでなく、現在までに完了したことや新しい状態になったことを示します。พรุ่งนี้ถึงแล้วโทรหาฉันのような未来文脈でも、到着完了後を示すことがあります。したがって、แล้ว=過去形と固定しません。

เคย|経験がある

意味
เคยไปประเทศไทย タイへ行ったことがある
เคยกินอาหารนี้ この料理を食べたことがある
ไม่เคยเห็น 見たことがない
เคยทำงานที่นี่ ここで働いた経験がある
เคยไหม 経験がありますか

เคยは特定の一回の出来事より、過去から現在までの経験を表します。「昨日行った」はเมื่อวานไป、「行ったことがある」はเคยไปです。

เพิ่ง|たった今・最近

意味
เพิ่งมาถึง たった今到着した
เพิ่งกินข้าว 食事をしたばかり
เพิ่งรู้ 今知ったばかり
เพิ่งเริ่ม 始めたばかり
เพิ่งกลับมา 戻ってきたばかり

เพิ่งは出来事が現在に近いことを示します。เพิ่งจะ+動詞の形もあり、直前・最近のニュアンスを調整します。

ได้+動詞

ได้を動詞の前へ置く形は、過去の実現、機会を得て実行したことなどを示す場合があります。ただし、ได้は能力、獲得、許可など多くの意味を持つため、単純な過去マーカーとして機械的に使いません。

意味の目安
ได้เจอเขา 彼に会えた・会う機会があった
ได้ไปงาน イベントへ行く機会があった
ไม่ได้เจอ 会わなかった/会えなかった
ได้เรียนภาษาไทย タイ語を学ぶ機会を得た・学んだ

ไม่ได้+動詞|過去の非実現

意味
เมื่อวานไม่ได้ไป 昨日は行かなかった/行けなかった
ไม่ได้กินข้าวเช้า 朝食を食べなかった
ไม่ได้บอกเขา 彼には伝えなかった
ไม่ได้ซื้อ 買わなかった

ไม่ได้の理由が意思なのか事情なのかは、文脈や理由節で補います。ไม่ได้ไปเพราะป่วยは「病気だったので行けなかった」です。

過去進行を表す

意味
ตอนนั้นกำลังทำงาน その時、仕事をしていた
เมื่อวานตอนสามโมงกำลังกินข้าว 昨日3時に食事中だった
ตอนที่โทรมา ฉันกำลังขับรถ 電話が来た時、運転中だった

過去進行でも動詞は変化せず、過去の時間語とกำลัง・อยู่を組み合わせます。

出来事の順序

意味
กินข้าวแล้วไปทำงาน 食事をしてから仕事へ行った
พอถึงบ้านก็อาบน้ำ 家に着くとシャワーを浴びた
หลังจากทำงานเสร็จ ไปซื้อของ 仕事を終えた後、買い物へ行った
ก่อนนอนอ่านหนังสือ 寝る前に本を読んだ

日本語の過去形と一致しない場合

日本語では丁寧さや発見を表すために過去形を使うことがあります。「ここにありました」は、タイ語では単純な過去ではなく、見つけた状況に合う表現を選びます。日本語の「~た」を見たらแล้วを付けるのではなく、時間・完了・経験・状態変化のどれかを判断します。

過去表現を作る手順

  1. 特定の過去時点か、経験か、完了かを決める
  2. 時点が重要ならเมื่อวาน・ปีที่แล้ว等を置く
  3. 完了・状態変化ならแล้วを検討する
  4. 経験ならเคย、直前ならเพิ่งを使う
  5. 非実現ならไม่ได้+動詞を使う
  6. 必要なら理由・時刻・出来事の順序を加える

よくある間違い

  • 過去文へ必ずแล้วを付ける:時間語だけで十分な場合がある。
  • แล้วを単純な過去形と考える:完了・変化・「もう」を表す。
  • เคยを昨日の一回の出来事へ使う:経験を表す語。
  • ได้をすべて過去マーカーにする:能力・獲得・機会など文脈を確認する。
  • ไม่ได้を必ず「できなかった」と訳す:単純に「しなかった」の場合もある。

動詞の基本はタイ語の動詞活用、完了のแล้วは完了表現、経験のเคยはเคยの使い方、未来は未来表現で扱います。

まとめ

タイ語は動詞を過去形へ活用させず、เมื่อวาน・ปีที่แล้วなどの時間語、完了・変化のแล้ว、経験のเคย、直前のเพิ่ง、非実現のไม่ได้を使います。แล้ว=過去形、เคย=一回の過去と固定せず、特定時点・完了・経験・直前のどれを表すかで選んでください。

参考情報

復習チェック

表を見ずに文法の違いを説明し、肯定文・否定文・疑問文を一つずつ作ります。同じ日本語訳になる形でも、語順と文脈による違いを確認してください。

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